新築をご検討中、「住宅性能評価を受けておいた方がいいよ!」
と言われたけど、よく意味が判らなかったという経験はございませんか?
「住宅性能評価とは?」
簡単にいうと、
国に認められた第三者評価機関が住宅の性能を評価したものです。
家を購入される方がより良い家を選べるように制定されました。
第三者評価機関が消費者の立場で、設計段階と施行中
数回に渡り厳しく検査を行い住宅を評価しますので、
家を購入する際の良質な判断材料となります。
では、どの様な基準で性能を評価するのでしょうか?
以下に、一般財団法人 住宅金融普及協会の評価基準をご紹介します。
1、構造の安全に関すること
地震などが起きた時の倒壊のしにくさや損傷の受けにくさ、強風や大雪に対する強さに関する評価をします。等級1でも建築基準法を満たす住宅なので、大地震が起きて倒れてしまうことはまずないと考えられていますが、性能表示を使うと評価機関が建築工事を検査するので、ミスや手抜き工事の防止に役立ちます。
2、火災時の安全に関すること
住宅の中で火事が起きたとき、安全に避難できるための、燃え広がりにくさや避難のしやすさ、隣の住宅が火事のときの延焼のしにくさなどを評価します。
3、劣化の軽減に関すること
年月が経っても土台や柱があまり傷まないようにするための対策がどの程度されているかを評価します。マンションなどで多く採用されている「鉄筋コンクリート造」の場合は、主に柱や梁のコンクリートがもろくならないための対策を評価します。
4、維持管理・更新への配慮に関すること
水道管やガス管、排水管といった配管類の点検・清掃・補修のしやすさ等を評価します。配管類は一般に構造躯体の修繕などを実施するよりも早く取り替える必要があるため、配管の点検や清掃のしやすさや、万一故障した場合の補修のしやすさなどを評価します。また、共同住宅については、間取り変更のしやすさの情報として、躯体の天井高などの表示も行います。
5、温熱環境に関すること
冷房や暖房を効率よく行うために、床・壁・天井や窓の断熱性能について、評価します。
6、空気環境に関すること
建材に使用されている接着剤の中に含まれるホルムアルデヒドという物質が、シックハウスの原因のひとつとされています。このため、建材に含まれるホルムアルデヒドについて評価します。
また、住宅の中で健康に暮らすためには適切な換気が必要なので、どのような換気設備が整えられているかについても評価します。
7、光・視環境に関すること
東西南北及び上方の5方向について、窓がどのくらいの大きさで設けられているかを評価します。
8、音環境に関すること(選択項目)
主に共同住宅の場合の評価項目で、上の住戸からの音や下の住戸への音、隣の住戸への音などについて、その伝わりにくさを評価します。(この評価はオプションです)
9、高齢者等への配慮に関すること
高齢者や障害者が暮らしやすいように、出入り口の段差をなくしたり、階段の勾配を緩くしたりというような配慮がどの程度されているかを評価します。
10、防犯に関すること
外部からの侵入を防止するために、開口部(ドアや窓など)に防犯上有効な建物部品を設置する等、進入防止対策がされているかを評価します。
一般財団法人住宅金融普及協会HPより引用
住宅性能評価のメリット・デメリットもご紹介しますね。
【メリット】
・住宅の性能を等級や数値でわかりやすく比較できる。
・「住宅ローン」や「地震保険」などを利用する際に優遇を受ける事が可能。
【デメリット】
・等級を上げることで、建築のコストも比例して上がる。
・注文住宅を検討中ならば、予算も含めて考えるべき。
・評価制度を受ける費用の相場は10万円~20万円程度。
住宅性能評価を取得する際には様々な手続きが必要となり、
どうしたらよいのかわからない事も多数あると思います。
そういった、お客様のご不安・ご心配ごとには、
弊社専門スタッフが解決のお手伝いをいたしますので、
お気軽になんでもお聞き下さい。